近畿国立病院薬剤師会
Society of Kinki National Hospital Pharmacists

施設紹介

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独立行政法人国立病院機構 京都医療センター
http://www.hosp.go.jp/~kyotolan/

概要

当院は、39診療科を標榜している高度総合医療施設として、既に約半世紀にわたって京都伏見の地で医療活動を行っています。 国から内分泌・代謝疾患の高度専門医療施設(準ナショナルセンター)、成育医療の基幹医療施設、がん、循環器・感覚器・腎疾患の専門医療施設に指定されており、エイズ診療、 国際医療協力の機能も付与されています。また、京都府から三次救急医療施設の指定を受けている3施設のうちの1つであり、更に平成 19 年1月には地域がん診療連携拠点病院に、平成27年4月より、京都府災害拠点病院(地域災害拠点病院)に指定されました。

高度先進医療を実施していくとともに、その基礎となる臨床研究の実施、質の高い医療 を提供できる医療従事者の育成、与えられた政策医療分野に関する情報の発信など当院に 与えられた使命を引き続き果たしているところです。また、地域の診療所・病院との連携を強化し、地域医療の発展に貢献しています。

特徴

  1. 各病棟に担当薬剤師を配置し、病棟薬剤業務実施加算1及び2を全患者対象に実施している。
  2. 外来化学療法室での抗がん剤無菌調製、レジメンチェック、薬剤師外来を実施している。
  3. 救命救急、ICU、NICU 病棟に専任の薬剤師を配置し、ハイケア患者に対する薬物療法の質の向上を図っている。
  4. 手術室のサテライト薬局へ薬剤師を配置し、薬品の適正管理や適正使用を推進している。
  5. ICT、NST、がん、緩和医療をはじめとしたチーム医療と各診療科の担当薬剤師が連携を取り、医師やその他の医療従事者と共働で入院患者の薬物療法の質の向上に努めている。
  6. 早期体験実習生や年間27名の長期実務実習生を受け入れるなど、質の高い教育研修を行っている。
  7. 平成24年度に京都薬科大学、平成28年度に摂南大学との包括協定の締結や人事交流にて、教育や臨床研究の発展を図っている。
  8. 治験・臨床研究実施におけるCRC業務等を実施している。

薬剤部の平成28年度の目標

『薬剤関連の事故防止と増収に取り組み、薬物療法の質的向上に貢献する』

薬剤師全員の写真
京都医療センター薬剤部オールスターズ

薬剤部の業務

病棟業務・薬剤管理指導業務

医師、看護師らとの連携により、可能な限り入院患者の初回投与時及び退院時の服薬指導を実施するとともに、薬剤管理指導の増大、医療の質の向上とリスクマネジメントに寄与している。

医薬品の安全性の確保

積極的に副作用情報を収集し、医薬品の安全性を確保するとともに医薬品情報の収集・ 提供体制の強化を図る。さらに、プレアボイド情報の収集に努め、迅速な対応を行う。 RMP(医薬品リスク管理計画書)を活用した、副作用のモニタリング、医薬品関連インシデントの解析から、病棟専任薬剤師が医療事故防止策に積極的にアプローチしている。

注射薬の無菌調製業務

全診療科の抗悪性腫瘍剤の無菌調製を実施し、医療従事者の安全性を確保するとともに 医療事故の防止に努める。患者の安全性確保のため抗悪性腫瘍剤のレジメン管理の適正化を薬剤師主導で実施している。

医薬品管理の適正化

薬事委員会を通じて同種同効薬の整理を行い、採用医薬品数の縮減に努める。また、後発品の使用促進に努めている。(10月現在の使用割合 85%)

教育研修・研究

積極的に各種研修に参加し資格認定及び専門薬剤師等の取得に努める。薬学実務実習生、研修生を積極的に受け入れ、質の高い教育研修を行う。また、業務の効率化及び医療の質の向上を目的とした研究業務を積極的に行い、学会発表などに積極的に参加している。

調剤過誤防止

ヒアリハット報告の収集・分析・対策を迅速に行い、再発防止に努めるとともに鑑査の徹底により調剤過誤を減少させる。

チーム医療、クリニカルパスへの参画

薬剤師の専門性を活かした業務を押し進め、緩和ケア、糖尿病療養、ICT、NST、救命救急などのチーム医療に貢献する。また、クリニカルパスの運用において、薬剤部として積極的に関わり薬物療法の適正化に努めている。

地域医療連携の強化

地域連携パスにおいて、服用薬の管理等、薬学的管理事項に関与し、在院日数の短縮に貢献するとともに、お薬手帳で薬薬連携の充実を図っている。

休日業務の薬剤師の活用

休日勤務の薬剤師を増員し、緊急入院患者の持参薬確認を実施している。

手術室サテライト薬局の活用

手術室にあるサテライト薬局にて薬剤師が薬剤業務を行うことにより、麻薬、向精神薬、及び毒薬をはじめとする配置薬の適正な管理を行う。スペーサーを用いた在庫管理の効率化への取り組みを行なっている。

薬剤師外来(化学療法)

平成28年9月より薬剤師外来(化学療法)を開設。医師の診察前に薬剤師が面談し、副作用の有無や服薬状況の確認を行っている。

薬剤師全員の写真
薬剤師外来
薬剤師全員の写真
救命病棟:救命センターでの病棟薬剤業務

京都医療センター薬剤部は全ての医薬品にかかる医療安全に今後も貢献していきます。

(文責:水本 知宏)