施設紹介
https://kcmc.hosp.go.jp/
【施設概要】
近畿中央呼吸器センターは堺市北区に位置しており、JR阪和線、南海高野線の三国ヶ丘駅から徒歩約15分の場所にあります。病院の近くには世界遺産にも登録されている「百舌鳥・古市古墳群」の中でも特に有名な仁徳天皇陵(大仙古墳)があり、歴史文化の継承と都市経営の両立に取り組んでいる環境にあります。
国立療養所近畿中央病院を前身とし、2004年4月の独立行政法人化に伴い「独立行政法人 近畿中央胸部疾患センター」として発足。2018年9月に「近畿中央呼吸器センター」へ名称が変更されました。
病床数は276床(一般261床、結核15床)であり、政策医療の一つである「呼吸器疾患」における高度専門医療施設として診療、臨床研究、教育研修、情報発信の全国的なネットワークに参加しています。また、2001年より臨床研究センターを開設し新規診断治療法の開発や基礎研究だけでなく、標準的ガイドラインのためのエビデンス創成にも深く関わり、呼吸器疾患の克服を目指しています。
【薬剤部概要】
薬剤部は、薬剤部長、副薬剤部長、主任7名(調剤主任、薬務主任、製剤主任、病棟業務管理主任、治験主任)、薬剤師9名、薬剤助手1名で構成されています。
病棟業務においては、結核病棟や緩和ケア病棟を含む全病棟で活動しており、安全な薬物治療に貢献できるよう努めております。専用のネブライザーを用いる吸入薬も増えており、病院として入院による導入体制の構築に取り組んでいるため、薬剤部も指導体制の一翼を担っています。また、各種チーム医療(PCT、ICT/AST、NST、褥瘡、DOTSカンファなど)にも参画し、多職種との連携を図るなかで薬剤師としての専門性を発揮しています。
外来で化学療法を実施される患者さんに対しては、2014年から薬剤師外来を開設し、医師の診察前に薬剤師による面談を実施し、積極的な処方提案や検査依頼も行っています。がん患者指導管理料ハをはじめ2024年度診療報酬改定にて新設された、がん薬物療法体制充実加算の算定も実施し、副作用の早期発見や軽減に努めています。
また、手術や気管支鏡検査を受ける患者さんを対象に入院前面談を実施し、定期使用薬の把握と共に、休薬が必要な薬剤を確認、報告することで安全な治療の実施に貢献しています。
治験管理室にも薬剤師を配置し、多くの治験の受け入れに協力しています。医薬品が関連する治験も多く、治験薬管理やレジメン管理などを通じて、安全に確実に治験を実施できるよう支援を行っています。
病院薬剤師に求められる業務は多岐にわたります。院内だけでなく地域との連携にも力を注ぎ、今後も安全な医療の提供、医薬品の適正使用推進に努めていきたいと考えています。
(文責:阿部 正樹)