近畿国立病院薬剤師会
Society of Kinki National Hospital Pharmacists

施設紹介

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独立行政法人国立病院機構 南和歌山医療センター
http://www.hosp.go.jp/~swymhp2/

【病院概要】

施設外観南和歌山医療センターは、紀伊半島南部の田辺市に位置しており、近隣の町には関西の皆様にも温泉街や南紀白浜アドベンチャーワールド等で馴染みの深い白浜町、さらには本州最南端の潮岬からもそう遠くはありません。この6月には、薬剤師の集いが開催されますが、参加される多くの先生にもその美しい自然を感じていただきたいと、当院スタッフも楽しみにしております。

当院は、平成4年に国立田辺病院と国立白浜温泉病院の統合により国立南和歌山病院として誕生しました。田辺病院は、昭和20年に国立大阪病院白浜分院として旧厚生省管轄下にて開院され昭和26年に田辺市に移転後、統合整備を重ねて病床数210床の総合病院として地域医療を支えてきました。一方、白浜温泉病院は昭和20年に国立白浜温泉療養所として旧厚生省によって開設、昭和25年に国立白浜温泉病院に名称変更され慢性関節リウマチを中心とした療養型病院として機能してきました。国立南和歌山病院は、白浜に車で行かれた方々は目にされたこともあるかと思いますが、田辺から白浜に向かう途中の丘の上に建設されました。その後、平成16年の国立病院の独立行政法人化に伴い、南和歌山医療センターと名称変更され現在に至ります。

当センターの基本理念である「思いやりのある医療を実践します」に基づき、保有する資源および機能を活用し地域医療機関との連携の下、医療を提供しています。標榜診療科は23診療科、病床数316床(一般6病棟・280床、救命救急病棟22床、緩和ケア病棟14床)を有し、国が定める政策医療・4疾患5事業のうち「がん」「循環器」「成育」の診療機能充実のため関連診療科の体制整備を図ると共に、臨床研究部を中心に新しい診断技術の臨床応用を目指しております。

特に、救急医療に関しては、紀南地区の3次救急輪番制を担当し、救急車での搬送のみならず、ドクターカーでの出動やドクターヘリの受け入れ等、断らない救急を実践しています。また、教育に関しては医学部・薬学部・看護学部(学校)をはじめ、コメディカルの学生の卒前研修や救急救命士研修などの積極的な受け入れを行っており、薬剤部員も看護学校の講師等にて活躍しております。

【薬剤部概要】

スタッフ1薬剤部は薬剤部長、副薬剤部長、主任4名(薬務主任、調剤主任、治験主任、医薬品情報管理主任)、薬剤師11名、薬剤助手2名の19名で構成されています。当センターは平成25年7月より一般病棟6病棟に専任薬剤師を配置し、全フロアでの薬剤師常駐体制をとり、病棟薬剤業務実施加算の算定を開始しました。その他、チーム医療としてICT、NST、PCTのみならず、救命救急科、外科、脳神経外科、内科等のカンファレンスや回診、外来化学療法を実施されている患者への介入にも積極的に参加し、チーム医療における薬物療法の質の向上と安全性の担保に貢献しています。当院の病棟業務の特色は、医療スタッフ(多職種)間の関係は密で、コミュニケーションが取りやすいことです。このため、チーム医療の実施にあたってもスムーズで、積極的にリハビリカンファレンスやソーシャルワーカーを含む退院時カンファレンスなどへの参加や、地域連携の強化も行っています。また、紀南地域の広域医療圏での在宅訪問診療も行っており、在宅医療支援センターの設立予定もあります。

スタッフ2勤務時間外も、職種を問わず各部署の様々な面々が集まり、会合が頻回に開催されています。地域柄単身者も多く、太平洋の新鮮な魚など豊富な食材にも恵まれているためこういった会合も開催しやすい環境です。

今年度は、6月1日より電子カルテシステムが導入されます。現在はオーダリングシステムがNEC、薬剤部門システムがトーショーのシステムを採用しておりますが、電子カルテへの切り替えに伴い、電子カルテが富士通、薬剤部門システムがユヤマに変更になります。これに伴い、患者さんの同意のもとで外来院外処方せんに肝機能・腎機能等の13項目の検査値を掲載することになりました。検査値情報を保険薬局に情報提供することで、用法用量の妥当性や有害事象の予防・早期発見につながり、患者さんがより安心して薬を服用していただけるようになります。これは、全国の一部の大学病院等で実施されている施設はありますが、近畿の国立病院機構の施設では初めての試みであるためしっかりとした形で実施すべく準備に取り組んでおります。

また、注射調剤の際のアンプルピッカー導入も予定しています。現在、病棟業務に多くのマンパワーが必要である現状ながら、注射薬の一施用交付(一部対象外処方あり)を手作業で実施しているため、調剤業務に多くの時間がかかっています。アンプルピッカーの導入により業務の効率化を図り、なお一層病棟業務の充実に取り組んでいきたいと考えております。

【最後に】

特に、救急医療に関しては、紀南地区の3次救急輪番制を担当し、救急車での搬送のみならず、ドクターカーでの出動やドクターヘリの受け入れ等、断らない救急を実践しています。また、教育に関しては医学部・薬学部・看護学部(学校)をはじめ、コメディカルの学生の卒前研修や救急救命士研修などの積極的な受け入れを行っており、薬剤部員も看護学校の講師等にて活躍しております。

(文責:別府 博仁)